
「地震だけ」「猛暑だけ」であれば対策を考えやすいものですが、猛暑の最中に地震が発生するといった複合災害では、状況が一気に複雑になります。停電による冷房停止と、避難生活での暑さ対策が同時に必要になることもあります。この記事では、複合災害に備えるための在宅介護の準備についてご紹介します。
地震だけを想定した備え、暑さだけを想定した備えでは、複合災害の状況に対応できないことがあります。「地震が起きたらエアコンなしで避難生活を送る」という想定を含めた備えが必要です。
地震により自宅に住めなくなり避難所生活を送る場合、避難所の環境が必ずしも十分な冷房設備を備えているとは限りません。要介護者にとって、この環境の変化は大きな負担になります。
複合災害では、平常時に利用していた医療機関や介護サービスが利用できなくなる可能性が高まります。この中断にどう対応するかも、重要な検討事項です。
猛暑期に地震が発生した場合、自宅に留まれるかどうかの判断材料として、自宅の耐震性を把握しておくことが重要です。避難が必要な場合の避難場所も、事前に確認しておきましょう。
地震により停電が発生した場合、冷房が使えない状況で過ごすことを想定した準備(冷却材、扇風機の電池式のもの、水分の備蓄など)をしておくことが大切です。
地域の避難所が、暑さ対策としてどのような設備や対応を用意しているかを、事前に自治体の情報で確認しておくことも有効です。
断水と停電が同時に起きると、水分補給だけでなく、体を冷やすための水も確保しにくくなります。飲料水に加えて、体を拭くための水も含めた備蓄を考えておく必要があります。
断水時は、清潔な状態を保つことが難しくなり、特に排泄ケアなどで衛生面の問題が生じやすくなります。ウェットティッシュや簡易トイレなどの備えも重要です。
複合災害の状況では、通常の医療機関の受診や薬の入手が困難になる可能性があります。常備薬の予備や、医療機器のバッテリー確保など、複数の備えを組み合わせて考えることが大切です。
複合災害は「まさか同時には起きないだろう」と考えがちですが、実際には猛暑と地震、大雨と地震など、複数の災害が重なる可能性は常にあります。この思い込みを見直すことが備えの第一歩です。
季節ごとに、その時期特有の複合災害のリスクを想定し、備えを見直す習慣をつけることが重要です。特に夏は、猛暑と他の災害が重なるリスクを意識しておきましょう。
定期的に訪問する家政婦・ケアワーカーと、複合災害への備えについて情報を共有しておくことで、より実効性のある準備を整えることができます。複合災害への備えについて、ぜひご相談ください。
猛暑期の地震など複合災害は、一つの災害対策だけでは対応できない特有の困難をもたらします。避難所生活での暑さ対策や医療・介護サービスの中断リスクも考慮が必要です。
自宅の耐震性の確認、冷房が使えない状況を想定した準備、避難所の暑さ対策情報の確認など、猛暑期の地震に備えた具体的な準備を進めておくことが重要です。
停電・断水が同時に起きた場合の水の備蓄や衛生管理、医療機器・処方薬の備えを見直し、複合災害への思い込みを捨てて、定期的に備えを見直していきましょう。
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