「お客様にお渡しする領収証などの名前をきれいに書けるようになりたい」という家政婦さんの声から実現した、今回の美文字研修。
惚れ惚れするぐらい美しい字を書かれる、書道講師今村先生をお招きしました。
まずは、とりあえずマス目に現在の自分の字でお名前を書いてみます。
やはり長年書きなれたお名前、それぞれにクセも持っていますよね。
その後、字形の基礎の説明から始まりました。
・三画の漢字(ex.口)は一画目は下に出す、三画目は右に出す。
・四画以上の漢字(ex.日、目、田)は一画目は下に、二画目も下に出す。
・縦長の漢字(ex.目)は縦線はまっすぐ
・横長の漢字(ex.四、由)は縦線を中に入れる
基本を学ぶだけで、だいぶ字の雰囲気が変わりました。
名前によく使われる漢字、特に今回の参加者のお名前を意識して
字のバランスのとり方や美しく見せるコツなどを、丁寧に教えて下さいます。
ちょっとしたコツを知るだけで、こんなに字が変わるものなんだ…というのが驚きでした。
個人的には、「もっと若い時に教わりたかった」というのが正直なところでした^^;
一人一人先生に添削もしてもらって…
皆さん、熱心に練習をされています。
ある程度の説明が終わってから、満を持して、先生が一人一人のお名前の見本を配ってくださいました。
最初から見本を渡してしまうと、説明を聞くよりもその見本だけを見て書いてしまう傾向がある…との先生のアドバイスで、敢えて後半に渡すという方法を取りました。
やはり手元に美しい字の見本があると安心するらしく、また熱心に取り組まれていました。
最後には、参加者の皆さんのリクエストで、それぞれ行書でのお名前見本も書いていただきました。
「字は体を表す」とも言いますが、やはり美しい字でお名前を書かれると
その方の印象もかなりアップするかと思います。
「今度はひらがなを習いたい」との声もありました。
是非、“美文字講座第二弾”も開催を検討したいと思います!!