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小野寺先生の「介護実習」研修レポート

大橋サービスでは介護・医学・調理など、仕事のスキルアップにつながる研修を毎月開催しています。

今年2月までは本社会議室などで開催していましたが、新型コロナウイルスによる自粛期間以降、オンラインによるセミナーを開催してきました。

今月より、少人数、時間短縮によるオフライン研修も再開しています。

今回は半年ぶりのオフラインで小野寺先生の介護実技研修を実施しました。

いつも熱量が半端ない小野寺先生ですが、

今回はマスクに加えて、マイクを装着しての登場です。

久しぶりということでまずはボディメカニクスの復習編。

一番の基本、利用者との位置関係や手や指の向きなど細かな部分にも留意して、出来る限り、少ない力で楽に身体介護を行うコツをおさらいしました。

その後、ベッドを使った移乗介護を具体的に実践していきます。

先生自らベッドに座って利用者役になって、説明。

「利用者の身体の動きをよく見て、それに合わせた介護をする」ことが今日のポイント。

自然な動きに合わない強引だったり、急速な動かし方をすると、利用者を怖がらせるだけでなく、拒否を生むことにもなり、介護が困難になるとのこと。

高齢者になりきった先生の名演技も光る、分かりやすい説明でした。

例えば、ベッドでの座位ではつい深く座らせてしまいがちですが

そうすると横になった時に身体がセンターには収まらないことになります。

横になった時にセンターになるようにするには浅めに座ってもらえばよいわけです。

このようなほんのちょっとしたコツを知っていくと目的に合わせた、無理のない介護が出来そうです。

寝ている人を起こすときにも同じように利用者の身体の動かし方に合わせて、介護すると、とても楽に動かすことができます。その際には利用者の顔の向きに合わせて動かすことが大事。

例えば、動かす方向に向いてもらう、あるいは利用者が顎を引いたタイミングを逃さずに動かすなど。

細かいことですが、このポイントを守るだげて驚くほどに身体介護が楽になるのです。

知っているのと知らないのとでは大違いですね。

 

 

 

 

 

今回はそのほか、参会者一人一人の質問に答える形で実演がありました。

パジャマのズボンを脱がさずにリハパンを交換する方法など、一部の動画をYoutubeにUPしますので

ご興味のあるかたはご覧ください。

目からうろこ、間違いなしの技術が盛りだくさんです。

 

常に進化している小野寺先生の介護実技研修。日頃の介護の困り事が必ず解決します。

こんなやりかたがあったんだ!という驚きとともに、明日から早速、やってみます!という

参加者の意欲的なキラキラした瞳に出会うと私も嬉しく、大いに刺激をいただいています。

 

ことがない方にはぜひ、一度、楽しくなる介護の秘訣を体験していただきたいと思います。