大橋サービスでは月に3回程度、登録者向けにスキルアップ研修を開催しています。
研修内容は介護実技や認知症対応、病気や薬の基礎知識などのほか、掃除・整理片付けなど家事全般に関するもの、ストレッチやアロマのように心身をリフレッシュする目的のものなどさまざま。
今回は毎月開催しているのは調理研修のレポートです。
料理家の山﨑久美先生によるオリジナルレシピで、毎回、季節の食材を使った手軽にできるメニューが人気の秘密。
難しいと思っていたメニューがこんなに簡単にできるなんて！という驚きの声をよく聞きますし、リピーター率の高い研修でもあります。

今回のメニューは「秋の常備菜5品」
メニューは　
・鮭のホイル焼き（ちゃんちゃん焼き風）
・豚肉と里芋の甘辛炒め
・レンコンの酢入り塩キンピラ
・青梗菜のナムル
・さつま芋の煮物
どれも大人から子供まで楽しめる、ご飯に合うおかずばかりですね♪

まずは冷めても美味しくいただけるメニューや温め直しができるものから作り始めました。
1品目はレンコンの酢入り塩キンピラ。
皮をむいて薄切りしたレンコンをゴマ油で炒めたところに味付け調味料を投入。
汁気を飛ばしていき、なくなる直前でお酢を入れて混ぜたら完成。
最後に黒胡麻を振りかけ、混ぜ合わせます。
あっという間に出来るスピードメニューですが、薄味で箸休めにピッタリ。
レンコンが白く美しく仕上がるのでおもてなし料理としても応用できそうです。

続いて、さつま芋の煮物
コツはさつま芋を皮付きのまま、1㎝くらいのやや厚めの輪切りにすること。
これは煮崩れを防いで、きれいに仕上げるため。
今日は醤油と砂糖にバターを加えて、甘じょっぱい、どこか懐かしい優しい味つけ。
ご飯によく合う一品でした。

さらに青梗菜のナムルをササっと仕上げたら、今日のメイン「ちゃんちゃん焼き」と豚肉と里芋の甘辛炒めに取りかかります。
鮭は皮を取り除いてから使います。
焼いて食べる場合は皮付きのままでよいのですが、今回のような蒸し料理のときは皮付きだと生臭さが残るため。
鮭と一緒に蒸し焼きする野菜はキャベツ、玉ねぎ、しめじ、長ネギ、そして人参と盛りだくさん。
一皿で野菜が沢山摂れるのもうれしいですね。
アルミホイルに野菜と鮭を重ねていき、合わせ味噌とバターをのせて、アルミを密封させます。
途中で味噌だれがこぼれたりしないようにしっかり密封するのですが、包みあがった形状はまるでカンツォーネのよう。
あとは200度のオーブンで7分ほど焼いたら完成。
アルミがふくらんだら焼き上がりの合図、わかりやすいですね。
味噌だれやバターが重ねた野菜とよく混ざるように、下から野菜を持ち上げ混ぜながらいただきました。
味噌だれの甘さとバターの塩加減が程よい味わいで鮭と野菜、いくらでも食べられそうな美味しさ！
ご飯が足りなくなりそう！？

豚肉と里芋の甘辛炒めは、じっくりとフライパンで蒸し焼きした里芋のほくほくねっとり食感がたまらない。
また、最後に加えた粗びき黒コショウが本当にいい仕事をしていて、おつまみにもピッタリな一皿に仕上がりました！

今回は初めて調理研修に参加する登録者も数名いらっしゃいましたが、皆さんから
「おいしかった！家で早速作ります」
「次回もぜひ参加したい」
などの感想が聞かれました。
家にある調味料や野菜で簡単に失敗なく作ることのできるメニューですので、ぜひリピートして、ご家庭やお仕事先でも活用していただきたいと思います。

次回は年末に向けてお客様が多くなる時期ということで、
おもてなしメニュー第一弾「中華のおもてなしメニュー」
また、多くの方に参加いただいて美味しく楽しく学ぶ「アゼリア調理研修」を開催したいと思います。