19.10.17
出川恭子先生のストレッチ講座「ゆったり体を緩める ヒーリング・ストレッチ」研修レポート
(株)やさしい手 大橋サービス事業部では、登録の家政婦・ヘルパーのスキルアップやリフレッシュのための研修を毎月開催しています。
リラックスをテーマにコミュニケーションセミナーやヨガ、アロマなど。
リラックス、健康をテーマにした研修には 仕事のために体調を整えるだけでなく、気分転換にも役立つということで、プロ意識の高い登録者が多く参加しています。
今回は体の状態を知って、整えるためのストレッチ講座。
健康運動指導士としてデイサービスでも指導している出川恭子先生に、日々の体の整え方について、具体的に教えていただきました。
体調管理は社会人の基本ですが、まずは自分の身体の調子をよく知る事が大切です。
自分の身体を知るには身体のどこをどんな方法でチェックしたらよいのでしょう?
今日は3つのチェックポイントに沿って確認しました。
まず、足指足首。
足の正しい使い方について。
ここで問題です。
足裏を指と指に続く前面、かかと側の3か所に分けた時、どのように体重がかかるのでしょう?
答えは体重60kgの人の場合、かかと側半分に15kg、真ん中の部分に30kg、指に15kgだそうです。
指の15kgの内、なんと親指は5㎏を支えているという説明を聞いて驚きました。
親指を大切にしなければと思いますね。
先生に足裏の図を指しながら説明いただくと、説得力がありました。
そこで早速、足指と足首をチェックしていきます。
まず、足指がどのくらい開くかを見て、手を指の間に差し込んで足と握手するようにしてほぐします。
続いて親指と人差し指、人差し指と中指のように順に指をつまんで前後させて縦に指を開く動作ををすべての指に行っていきます。
最後に足裏を両手でギュッと雑巾絞りします。
ここまで終了したところでほぐした足とそうでない方を比べると、まず肌色が全く違うことに参加者もびっくり。
手でほぐした足の方が肌色が整って均一に変わるのです。
ぜひ実際に試して実感していただきたいところです。
次は肩甲骨・肋骨、骨盤・股関節を確認していきます。
ヨガマットの上にあおむけに寝て、手を肩甲骨や骨盤の下に差し込んでみます。
手が第一関節以上深く入ってしまうのは身体がゆがんでいる証拠。
正しい位置は身体がぺったり床についている状態で、先生は「五平餅のイメージ」と表現されていました!
ちなみに身体が丸まって歪みがある「ソーセージ」みたいな感じが正しくない状態。
比べてみるとわかりやすいですね。
ストレッチは5つの基本ポーズ、ヨガアーサナで行っていきます。
その中で今回は筋肉伸ばし、表筋肉伸ばし、体側伸ばしの3つを教えていただきました。
このポーズでは無理なく続けることができるように、できる範囲で苦しくないようにアキレス腱や膝裏を伸ばしていきます。
痛みに気が付いて、痛いけれど気持ちいい(イタキモ!)ポイントを見つけていくことが大切。
また、その際に動作に合わせて息を吐きながら行いますが、呼吸も自分のペースでよいとのこと。
続けなければ自分の身体のゆがみや使い方の癖に気付いていくことができないので、何よりも負担にならないやり方で続けることが1番!
好きな音楽を聴きながら、自分の身体の部位をひとつひとつ確かめながら、ゆっくり動かして慣れていくのがよいそうです。
ひと通り身体を伸ばしたら照明を落として、しばし瞑想タイム。
クールダウンの時間を取る事で身体を休めてストレッチの効果を再確認します。
みなさん気持ち良さそうにリラックスされて、寝息をたてている方もいらっしゃいました!
最後に最初に行った身体のゆがみをもう一度確認するために、手を差し込んでみると、皆さん最初より、指が入らなくなって「五平餅」に近づいていました!
身体を緩めると心身ともにリラックスするので少し怠く感じたという方もいましたが、それは正しく身体を緩めることができたということ。
終了後、参加者の皆さんからは「もう一度、同じ講習を受けたい」「ほかのヨガアーサナも講座で教えてほしい」など、次回を希望する声を多数いただきました。
これからも、健康に役立つ講習もどんどん企画していきたいと思います。