家政婦求人・家事代行求人TOP »  お客様の声 » 研修情報 » 近藤先生の「医学研修~在宅介護での記録の取り方と服薬管理について~」レポート

研修情報

大橋サービスでは医学や介護の研修を毎月開催しています。
内容は医学知識、認知症、介護実技などで、3、4ヶ月毎に同じ講師によるシリーズで開催しているものもあります。
今回はもっとも長く続いている研修の一つ、看護師の近藤真名美先生による医学研修です。訪問看護師としても経験豊富な近藤先生の在宅介護の現場に沿った実践的な内容で参加者の満足度も高い講座となっています。
今回のテーマは「在宅介護での記録の取り方と服薬管理について」。

まず1時間目は服薬管理。

在宅介護ではほとんどの利用者様は薬を服用されているので、薬の種類や特徴、使用上の留意点を理解することが求められます。
まず最初に内服薬の場合、薬はどのように体に作用するかという基本から教えていただきました。
口から服用された薬は胃から小腸を通り、肝臓にて代謝されます。
代謝とは薬が有効活用されるように変えられることを言います。
ここで代謝されなかった薬剤は腎臓に運ばれ、尿に混入して体の外に排出されるわけです。
新しい薬を飲み始めたら尿の色や臭いに変化が生じることがありますね。
それはこのような体の仕組みによるものなのです。
薬の代謝の仕組みで気を付けなければならないのは、高齢者になると代謝力が落ちるという点です。
具体的には、成人では9gの代謝が可能な薬の場合、80歳の場合では半分の4.5gしか代謝できなくなるとのこと。
薬は多すぎても効果を発揮しないので年相応の代謝力に合わせて量を調整する必要があるということを学びました。

続いて薬の飲み方。
ここでぜひ覚えておきたい3原則。 

1、薬の形を変えない
2、コップ1杯の水で飲む
3、服用時間を守る

1の形を変えないについて。
薬には錠剤、粉、水など形状にもいろいろありますが、処方された薬の形状を変えることはNG。
なぜなら、錠剤は体の中でゆっくり溶けて効いてくるようにすることを目的としているから。
ご利用者様が飲みにくそうだからと砕くようなことはせずに、飲み込みが難しいようならば薬剤師や訪問看護師に相談するのがよいそうです。

2のコップ1杯の水は食道に薬がひっかかったり、張り付いたりしないように、十分な水もしくは白湯で飲むのがよいということ。
万が一、食道に薬が張り付いた場合、炎症を起こす可能性もあるということなので、これもおろそかにはできない原則ですね。

3の服用時間について。
多くの処方薬は食後に飲むことが多いですね。
これは飲み忘れ防止の目的が一番なので、何よりも時間を守る事が大切とのことです。
飲み忘れがあった場合には、やはり医師や訪問看護師、薬剤師に確認することが肝心です。

塗薬については塗布する前に必ず、清拭して清潔な状態で塗る事。
また、時間をおいて再度塗る場合には前回塗った個所をふき取ること。
重ねて塗ってしまうと先に塗った薬が酸化していることもあるためです。
湿布薬も同様に清拭してから貼るようにします。
また、長時間、処方以上の湿布を貼り続けると副作用が出る事もあるので、前回のものは必ず剥がして張り替えましょう。

こうして説明を聞いていくと、普段なにげなく使っている薬について、間違っていたり、知らなかったりすることもあって、参加者からも「講習に参加してよかった!」の声が多く聞かれました。

2時間目の「記録の取り方」についてはチーム医療の中で今後ますます必要となる内容でした。
記録の書き方の基本のほか、医療現場でよく使われているSOAP式の記録手法についても教えていただきました。
日々のお仕事の中で何をどこまで記録として残したらよいのか、迷う事も多いと思いますが今日の講習を受けて、かなりスッキリされたのではないでしょうか。
参加者の皆さんが講習後、充足した表情になっていたのがとても印象的でした。

今後も近藤先生の医学研修は定期的に開催予定。
次回のテーマは「介護職員にできる医療的なケアの範囲」について。
ぜひ多くの方に参加いただき、仕事の場で活用していただきたいと思います。

【過去の研修】
2019年6月:近藤先生の「医学研修~在宅での緊急対応について~」レポート
2019年3月:近藤先生の医学研修「呼吸器疾患について理解する」研修レポート
2018年12月:近藤先生の医学研修「冬に多い子供の病気」研修レポート
2018年8月:近藤先生の医学研修「介護保険制度の基礎と法改正、看取り」研修レポート

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