家政婦求人・家事代行求人TOP »  お客様の声 » 研修情報 » 矢野ヒトミ先生の「介護の基礎~高齢者の身体変化を理解する~」研修レポート

研修情報

大橋サービスでは医学や介護の研修を毎月開催しています。
内容は医学知識、認知症、介護実技など。

今回は、やさしい手の研修ではおなじみの矢野ヒトミ先生にご登壇いただきました。
矢野先生は、訪問介護の登録型訪問介護員からスタートされ、現場経験を積んだ後に、今では後進の育成に尽力されていらっしゃいます。
やさしい手内でも、介護初任者研修をはじめとする様々な講義を担当くださっており、今は、外国人実習生の研修も行っていらっしゃいます。

矢野先生の講義では、実際に高齢者の気持ちをわかるように、体験学習を行っています。
今回は「視野狭窄」「白内障体験」「聴覚体験」の3つを実際に体験しました。

「視野狭窄」では、両手を筒状にして、視野を狭めた時の足元がどう見えるかどうかを皆さんに体感してもらいました。
足元や手元の視界が一気に狭まり、非常に見難いことを体感しました。

「白内障体験」では、ティッシュペーパーを目に被せ、前や足元が見難い中で、実際にフロアを歩き回ってもらいました。
歩幅が狭くなったり、歩くスピードが遅くなる方がほとんどでした、また、座席に戻る際に、足元の荷物に足が当たる方もいらっしゃいました。
また、一度部屋の照明を消し、暗くしてから、一気に照明をつけ、明るくした時の眩しさを体感しました。

「聴覚体験」では、耳にティッシュペーパーを詰めて、伝言ゲームをします。
まずは甲高い、かつ早口で文章を伝言した結果、ほとんど聞き取れず、Aグループはスタートの方の時点でもう伝言文が全くわからない状況に。
二回目は、はっきり、ゆっくりめの低い声で伝言をしました、その結果、全員が完璧に伝言することができました。

これらを踏まえ、グループワークで具体的なご利用者様に対しての接遇について、検討を行いました。
先程の体験を活かした、活発な意見が飛び交いました。

講義後半は、ケアワーカー役と認知症患者のご利用者様役に分かれて、挨拶から声掛け、コミュニケーションなどのロールプレイを行いました。
前半で勉強した難聴の方への声掛けなどは、認知症の方にも同じように当てはまります。

また、記憶のずれの体感のため、イラストを使った伝言ゲームを行いました。
自由に描いた絵を、30秒間隣の方に見せ、見た方は記憶を頼りに、出来るだけ忠実に絵を描くことをグループ内でローテーションします。
おおよその絵の内容は覚えていても、その配置や大きさなどが変わっていることがわかります。
私たちでも、このように記憶は鮮明ではありません、そのため、高齢者の方の記憶違いは「もともとあるもの」という認識で接しなければなりません。
(否定しない、馬鹿にしない、怒らない、など。)

このあともグループワークで、認知症で暴言を投げかけてくるご利用者の方への対応について検討しました。
その後、再度ケアワーカー役と認知症患者のご利用者様役に分かれてロールプレイを行い、早速得た知識を実践していくことで、知識の定着をしました。

具体的な体験→グループワーク→ロールプレイ、という、非常にわかりやすく身に着く内容の講義で、皆さんとても役に立った、と満足度の高い研修となりました。
また矢野先生の研修を今後も計画していきますので、今回参加できなかった方もぜひご参加をお待ちしております!

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