19.04.26
山﨑久美先生のKumi’s クッキング「春のブランチメニュー」研修レポート
大橋サービスでは毎月1回、プロの料理家を講師にお呼びして
調理研修を開催しています。
テーマは季節に合わせて、その時々の旬の食材を使ったメニューになっています。
また、話題の食材や調味料を使ったアレンジメニューなども多く登場。最近では「鯖缶」や非常時にも活躍する乾物を使ったアレンジが好評でした。
⇒山﨑久美先生のKumi’s クッキング 「缶詰や乾物のアレンジメニュー」研修レポート
仕事でも家庭でもすぐに活かせる内容なので、常に満席となる人気研修の一つです。
今日は朝ゆっくりできる休日にぜひ作りたい「春のブランチメニュー」。
メニューはプレーンスコーン、洋風茶碗蒸し、鶏ハム入りごちそうサラダの3品です。
まずは鶏ハム。
鶏むね肉に塩、砂糖、こしょうを擦りこみ、棒状に巻いたら、ラップでキャンディ状にしっかり2重に包み込んでレンジで加熱します。
上下をひっくり返して、わずか6分で!ハムが完成しました!!
続いてサラダの野菜の調理に取り掛かります。
今回は春らしくアスパラと空豆を用意しました。
下処理としてアスパラは下1/3の固い部分の皮をピーラーで軽く削いでおきます。
空豆はさやから取り出して皮をむくのですが、むき方にもちょっとしたコツが。
黒いお歯黒部分の下の空洞のところに爪を立てると豆に傷をつけることなく、ツルリとむけるのです。
美しく仕上げるためのちょっとしたコツですね。
下処理ができたらフライパンで焦げ目がつくまで焼いていきます。
両面焼いたら軽く塩を振り下味をつけておきます。
ちぎったレタスの上に焼いた野菜と薄くスライスしたハムを、そして、玉葱ドレッシングをかけたら出来上がり。
玉葱ドレッシングはシンプルながら野菜にもハムにも合う美味しさでした!
次は具沢山の洋風茶碗蒸し。
「具沢山」と言うだけあって海老や玉葱、人参、しめじ、プチトマト、スナップエンドウと色とりどり盛り沢山の具が入ります。
食べごたえありそうですね。
和風の茶碗蒸しとの違いは出汁ではなくコンソメスープと卵を合わせること。
この卵液は卵とスープと混ぜて、ざるで濾すのですが卵をしっかり溶きほぐすことがポイント。
白身と黄身が混ざり合っていないと、ざる濾しした時に白身が残ってしまい、茶碗蒸しが固まらなくなってしまうからです。
さらに卵液は蒸す直前に注ぐこと!
具と卵液を合わせて時間を置いてしまうと野菜から水分が出て、これまた固まりにくくなる可能性があるとのこと。
一つ一つ丁寧に手順を踏むことが失敗なく、美味しい仕上がりに繋がるのですね。
茶碗蒸しは蒸し器で蒸し上げたら、コンソメソースにトロミをつけたあんをかけて出来上がり。
つるりと口どけの柔らかい、やさしい味の茶碗蒸しです。
季節に合わせて具材を変えたり、暑い時期には冷やしても美味しそうです。
スコーンは薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩、バター、牛乳という家庭にいつでもある材料のみで焼き時間を入れても30分あれば完成するシンプルさ。
山﨑先生いわく、パンを買い忘れた時に代用できますよ、と。
30分で完成して、しかも焼き立てが食べられるなら、慌ててパンを買いに行かなくてもよいですね。
スコーンのコツはバターを冷たく冷やした状態で粉と混ぜていくこと。
スケッパーで刻んで手早く混ぜたら牛乳を加えてひとまとまりにします。
これを適当に当分したら、表面に牛乳を塗って200℃のオーブンで15分焼きます。
美味しそうな焼き色がついたら完成。
手で割るとバターの香りがただよい、さくっと軽い口当たりで本当に美味しい。
今回はプレーンでしたが、レーズンやクルミを入れても楽しめますね。
鶏ハムも茶碗蒸しもスコーンもびっくりするくらい簡単で、しかも飽きのこない美味しさでした。
ぜひ、気軽に何度も作ってみていただきたい品々です。
これからも多くの皆さんに調理研修で新しいメニューを習得して、レシピのバリエーションを増やしていただけたらと思います。