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2019年3月11日

小野寺 祐先生の「移乗&着脱 介護研修」レポート

毎回 大人気の小野寺 祐先生の介護研修、今回は移乗に加えて衣服の着脱の仕方を教えていただきました。

まずはボディメカニクスの基本の実践から。
足をそろえた状態と前後に広く開いた状態とで同じ動作をやってみます。
体を支える面積を広くとって、利用者は体を小さく狭くまとめると負担なく移乗することができました。
利用者に近い足のつま先を上げて、かかとは地面に着けて動かすと、より効果的。これは、つま先はブレーキ、かかとはアクセルのような役割を果たしているという人間の足の仕組みを利用したもの。

さらに動かしたいものにできる限り近づくことも大事なポイントです。
これらの動作を順々に加えながら説明いただくことで、体の仕組みを理解することができました。
また、手の指の効率よい使い方についても教えていただきました。
指の中で一番力が強い指といえば、多くの方は親指か人差し指を思い浮かべるのではないでしょうか?
実は大きな間違いでその2本を使うのではなく、中指・薬指・小指の3本に持ち手をかけるほうが疲れないのです!これも実際にそれぞれのカバンを持ってみたところ、、、皆さん 目からウロコですね!

これらの基本を理解したところで、参加者の皆さんに2人一組になって移乗実技を行っていただきました。小野寺先生が正しく行えるように一組ずつ丁寧に指導してくださいました。

続いてはベッドと車いすを使用しての実技です。ここでもボディメカニクスを応用して、ベッド上の利用者の膝を曲げて小さくまとめたり、動作中の体の重心移動を小さくするなど、先生が実技を見せながら、わかりやすく説明。
参加者からは活発に質問として現場での困りごとが挙がりましたが、一つずつ小野寺先生が実技にて、鮮やかに解決策を提案。
「こうやればいいのね!」「このやり方ならできそう!」
気持ちがいいくらいに、ぱあーっと皆さんの表情が明るくなりました。

小野寺先生は長く介護の現場に携わりながら、一度も腰痛を経験したことがなく、腰痛ベルトを使ったこともないそうです。それは常に体の仕組みや特徴を意識して、無理のない動作で介護を実践してきたことの何よりのエビデンスに他なりません。

ボディメカニクスの実践とともに先生が心掛けているのは「笑いながら・話しかけながら」の移乗介助だそうです。介護者も利用者もともにリラックスして介護できるなんて、本当にすばらしいことですね!
多くの皆さんにこの技術を活かして自信をもって、長く楽しく仕事を続けていただければと思いました。



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